事務局, 市民遺産研究会

筑豊無形文化遺産 校 歌 探 訪(3)

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校 歌 探 訪(廃校編)

廃校の背景     

明治以降、飯塚市とその周辺は筑豊炭田と呼ばれ、日本最大の炭田地帯であった。八幡製鉄所を背景に抱えていたこともあり、第二次世界大戦後も長く日本一の石炭産出量を誇っていたが、石炭産業の衰退とともにすべての炭坑が閉山してからは人口が激減し、最盛期と比較してその数が半分以下となった自治体も現れた。

山田市(最盛期→合併直前:39,563→11,034)や稲築町(46,382→19,128)は、炭坑閉山による人口減が即ち就学児童の減少となった顕著な例だ。嘉穂町(17,256→9,692)は、基幹産業が農業で炭坑の数も少なかったが、町全体が山地であり、山間部に多くの学校が点在していたことも、廃校が多い背景として見えてくる。特別な例として、穂波町では最盛期と比べ、約17,500名(41%)の人口減にも関わらず、対象期間中の廃校が一校もないのは稀な例で、とても興味深い。

かつて、「嘉飯山」と呼ばれたこの地域には多くの学校があった。時代の推移に抗しきれず、廃校となった幾つかの学校への感謝と鎮魂をこめて、さらには、確かな記憶としてその歴史を語り継ぐことが、同じ時代を生きてきた私達の責務のような気がする。

                                              筑豊ゼミ市民遺産研究会 山下末廣

筑豊無形記憶遺産 校歌探訪(廃校編)

廃校になった学校(小学校12・中学校10)

  飯塚市(8校)

         ・飯塚地区  (菰田中学校) (飯塚三中)    ・庄内地区 (赤坂小学校) (仁保小学校)

      ・筑穂地区  (内住小学校) (大分中学校) (上穂波中学校) (内野中学校)

  嘉麻市(14校)

        ・山田地区 (山田南中学校) (山田北中学校) (大橋小学校)       

         ・稲築地区 (岩崎小学校) (平小学校) (鴨生小学校)

      ・嘉穂地区 (大隈小学校) (足白小学校) (千手小学校) (泉河内小学校) (宮野小学校)

                (大隈中学校) (千手中学校) (宮野中学校)

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